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全角と半角は何が違う?——「123」と「123」が別物として扱われる理由
電話番号を入力したら「半角で入力してください」と弾かれる。Excelで検索しても、全角の「123」は半角の「123」でヒットしない。見た目はほとんど同じなのに、なぜコンピュータはこの2つを区別するのでしょうか。
見た目が似ているだけの「別の文字」
答えはシンプルで、全角の「1」と半角の「1」は、コンピュータ内部ではまったく別の文字だからです。文字にはそれぞれ番号(文字コード)が割り当てられていて、半角の「1」はU+0031、全角の「1」はU+FF11という別々の番号を持っています。人間には同じ「いち」に見えても、機械にとっては「あ」と「か」くらい違う存在です。
全角文字が生まれたのは、日本語の組版の都合です。漢字やかなは正方形のマスに収まるようにデザインされており、その中に英数字を混ぜたとき幅を揃えるために「漢字と同じ幅の英数字」が用意されました。これが全角英数字の正体です。
なぜフォームで弾かれるのか
システムの内部では、電話番号や郵便番号を「半角数字であること」を前提に検証・保存していることが多いためです。全角の「090」を受け付けると、検索・照合・集計のたびに変換が必要になり、不具合の温床になります。だから入力の段階で半角に統一してもらう設計が定番になっています。逆に、宛名印刷など「見た目の整い」を重視する場面では全角が指定されることもあります。どちらが正しいというより、用途によって求められる形が違うのです。
カタカナにも全角と半角がある
「ア」と「ア」のように、カタカナにも全角・半角の区別があります。半角カタカナは昔の限られた通信環境で生まれた名残で、今でも銀行の振込名義などで使われています。ただし濁点が別の文字になる(「ガ」が「ガ」の2文字になる)など扱いにクセがあり、文字数のカウントや検索でズレの原因になりがちです。
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